ROSSIGNOL DYNASTAR LANG 専門店 鈴木スポーツ > 2025年モデル > ロシニョール スキー インプレッション
2024年1月に試乗した際、スタッフのKさんに、スキー板の詳細を説明していただきました。
サイドカーブが今まで12mだったものが、13mになって、トップとテールが約3mmづつ細くなりました。
よりダイレクトなライン取りができるんですけど、サイドカーブが大きなった割りには、ちゃんと回っていってくれる、
というのは、スキーのしなりがすごく良くなりました。
新しくモールドチェンジされたFISのスラロームです。
ビンディング、R22プレートは現行モデルと同じです。
センター幅67mm、トップ幅118mmは、FIS SLとほぼ一緒。ただテールが少し広い。
すごくしなやかな板で、FISのスラロームよりは走らない、と言えば語弊がありますが、抜けが抑えられていて、スムースな切り替えしがしやすいスキーです。
レーシングプレートが付いているので、しっかりしたグリップ力があります。
昨年から販売されたモデルで、競技でも基礎でも使えます。
しなやかで、しっかりとしたサードカーブがあるので扱いやすい、良いスキーです。
ショートターン用のスキーのランキングとしては、
FIS SL
MASTER ST
SUPER VIRAGE 8 LIMITED
となり、
用途に合わせて使い分けることができます。
ロングターン用のスキーです。179cmでR19m、その上は183cmでR21m。マスターズの大会では非常に使用率が高いスキーが、デザイン・モデルチェンジされました。
しなやかで、トップから食いついていってくれます。トップ部のカスケード構造が、スキートップの捻じれをうまく使いこなせるスキーです。
噛みもいいし、切り上がってくれるので、ある程度真っ直ぐなラインで行きながら小さなターン弧でGSゲートを滑れるスキーです。
FISのGSのスキーはR30mでキツイので、マスターズの選手はこのスキーを使っている人が多いです。
モールド自体は現行モデルと同じですが、ウッドコアにグラスファイバーを巻き込んで、両面メタルシートをかませて、日本の基礎のシーンに合わせて作っているスキーです。
すごくしなやかですが、レーシングプレートが付いたモデルなので、エッヂグリップ力がはるかに良くなっています。
その分、スキーは走りますけど、コブとか荒れたところに行くと気が抜けないスキーです。
ロシニョールの特徴はスキーの走りなので、しなってから戻る、この戻りを利用して次のターンに切り替えて入っていくタイプのスキーです。
角付けから角付けへ、センター幅は68mmでナローなスラロームに近いサイドカーブを持ったスキーです。
スキー自体は8 LTDと同じですが、プレートだけ違うのが8 TECHです。
メタルシートが入っているので、振動吸収がなめらかで、しなりもなめらかになっています。
プレートをレールタイプにすることで、センター部が柔らかくしなってくれるので、不整地やコブの斜面でスキーが抜けずらく、次々とコブの中に勢いよく入っていけるスキーです。
トップの適度なねじれとか、フレックスは日本の雪用に合わせたバージョンです。
全体にワイドボディで、基本的な中身は8 LTDや8 TECHと同じ心材を使っていて、幅広い分、しっかりとしたサイドウォールで黒いサイドウォールを使っています。
センター幅は78mmで広め、その分トップも広いので、164cmでR12m。広い幅のスキーなので、硬いバーンでは角付けを使ってサイドカーブを使って、傾けばカービングをしていけます。
柔らかいバーンでは、スキーが埋まらないので、雪の上をクルっと回していけるタイプのスキーです。 センター幅が広いので、エッヂからエッヂへの切り替えしに少し時間が必要となってきます。細いスキーだったらパッと返るのですが、このスキーは小さくターンをするのなく、落差を取ってあげると扱いやすくなります。
ショートターンでも、縦長のショートターンができるタイプのスキーになっています。
特にインストラクター向けに大人気です。いろいろな滑りができるスキーヤーに最適、いろいろな滑りをしたいスキーヤー向けのスキーです。
【8 OVERSIZE】をさらにしなやかにしたタイプです。
しなやかにさせた分だけ、センター幅を少しだけ細くして、カービングからスキッディングまで自由な乗り味をさせる心材を使っています。
これもウッドコアにグラスファイバーを巻いたスキーです。大きな反発はないのですが、しなりと、しなやかな戻りが7のいいところです。
低速でも扱いやすく、そこそこ高速まで対応できるスキーになります。
ロシニョールのスキーには、共通して振動吸収板(LCT)がセンターに配置されているので、板の縦方向のしなりに加え、横方向へもたわみ・しなりが生まれるので、スキーのグリップと解放が非常にスムースになります。
こんなに幅が広いスキーなのに、切り替えしが扱いやすいのは、このLCT構造のおかげです。ロシニョールの全ての機種に搭載されています。
これからパラレルターンをできるようになろう、きれいなターン弧で検定も合格し、スキーがうまくなるためのスキーです。7と一緒でセンター幅75mm、そんなに広くはないですけど、安定感抜群。
センター部にLCTが搭載されており、柔らかくて、乗り込んであげるとスキーがしなってくれて回ってくれる、自分から踏ん張る必要のないスキーなので、荷重と抜重とか、角付けとかを覚えたいスキーヤー向けのスキーです。
低速では一番扱いやすいスキーです。SAJの準指導員検定で表現する低速種目を覚えたい方にもおすすめしたい一台です。
ハイエンドモデルになればなるほど低速では扱いにくく、ハイスピードになって安定して操作できるのがハイエンドモデルで、同じ基礎でも、8よりも7、7よりも6と、低速での安定性が増してくる、低速での操作性がよくなってきます。
スピードの次元を吟味して、8から6までが用意されているのが、ロシニョールのスーパービラージュのラインナップです。
ディナスターはデモバージョンがないので、レーシングのスキーをベースに基礎の方は戦っています。
ロシニョールではセンターに振動吸収板が入っていますが、ディナスターでは、サイドウォールの脇に振動吸収板が入っています。同じスラロームの板でも、そこがロシニョールの板とディナスターの板の乗り味が違ってきます。
モールドに関しては、ディナスターもロシニョールも、スラロームでは同じものを使っています。心材も同じです。ただ、振動吸収板が入る位置が違うので、乗り味がだいぶ違うように仕上がっています。
特に、エッヂの感覚が鋭い人、エッヂに乗っていきたい人には、サイドに振動吸収板が入っているので、タッチが良いでしょう。ロシニョールでは全体になりますが、ディナスターではサイドウォール側に集中しているので、フィーリングはそのあたりが違う仕上がりになっています。
スラロームもそうですし、Masterも、FISのGSも、レーシングについては同じモールドを使っているのですが、中身が違うことで、滑走フィーリングが変わってきます。
センター幅75mmありますが、R14m、ショートのベースなんですけど、オールラウンドに使っていけるスキーです。
新しいモールドのスキーで、非常に操作性の良いスキーです。
1本で大回りも小回りもできるスキーで、ショートに特化した板のようにキュンキュンと切り込んでいくのではなく、しならせればその分入っていくタイプです。
そうでなければ中回りミドルターンが得意なスキーです。
これはロシニョールにはないタイプのスキーです。
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